20210114&15日記

昨日は金曜ロードショーで「紅の豚」をやっていたのでやや流し見気味に観てみた。この作品を見るのは初めてだったので、例えば豚なのは主人公だけとか、子どもには理解できなさそうな大人っぽいせりふ回しとかが予想外だった。でもやっぱり名作って言われるものは名作なんだな~と当たり前のことを思った。もともとジブリには詳しくはないから的外れかもしれないけど素直に思ったことを書きますが、ナウシカとか、ラピュタとか、もののけ姫とかって結構シリアスなテーマあるじゃないですか。でも紅の豚って特に深刻なテーマが無いんだなーって感心しました。一応対決とかあるけど、そんないきなりやってきて結婚してくれとか冷静に考えるとめっちゃ飛躍してるし、暴力とか大事故っぽいハプニングもあるけどなんか誰かに血が流れるような描写はない、緊張や怒りもないし、2人の争いを周りがのんきに「やれ、やれー」って応援してる姿はどこか平和的だし、ていうか、そもそも主人公が豚であるのにそれに特に触れられることもないわけよ。(なぜこの男は豚になってしまったのか?みたいな話ではない)これは大人向けの童話だなって思った。童話っていっても教訓も説教も別になくて、ピュアにおとぎ話。激しい起承転結の緩急はなくて、ただ伊達なポルコと素敵なジーナさんに酔って、さわやかな風が吹きぬけるように終わる、ロマンチックなお話。すごいな~。

そしてやはりもう超ありきたりなこと言いますけど美しい映像と音楽ですよね。アニメのこともよくわからないけどコンピューターグラフィックとかじゃなくて手書きの時代なのかな?素晴らしいですね....最後のキスシーンの切り取り方のドラマティックさといったら。ようこんな構図考えはるな。やっぱりジブリ作品ならではなんだろうな。

 

紅の豚がややながら見になってしまったのは同時に「BANANA FISH」を相当久しぶりに読み返していたから。今日読み終えたけどほんとハードな話だ...私の見方としてはただひたすら頭が良くて強いアッシュを追ってしまって、アッシュと英二の間の友情みたいなものって実はあんま響いてない。むしろ英二めっちゃ足手まといになっていて途中本気でムカつく時すらある(いや英二がいないと話進まないんだけどさ)

 

今日はリングフィットをやった。ジョギングにも行ってみたけどやっぱり2キロ足らずで膝が痛くなってしまった。どうすればいいんだ。

18時ごろに夫が仕事へ出かけた。今夜は一人。